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定常時地殻変動補正パラメータファイルの公開について |
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定常時地殻変動補正パラメータファイルの公開について |
地殻変動補正計算サイト 及び 補正パラメータダウンロード
適用期間 2021年4月1日から
過去の補正パラメータ
適用期間 2018年10月1日から2021年5月31日
定常時地殻変動補正について
準天頂衛星システム「みちびき」のセンチメータ級測位補強サービス(CLAS)や精密単独測位(PPP)などを利用した高精度な測位情報の利用が、様々な分野で進んでいます。
高精度測位情報を地図などの地理空間情報(国家座標)と組み合わせて高度に利活用することにより、建機や農機の自動制御、ドローン物流、移動支援、混雑状況の把握、自動走行などの高度な活用が可能となり、生産性の向上や新たなサービスの創出が期待されています。
しかし、我が国では複雑な地殻変動の影響により、そのままでは高精度測位情報と地図(国家座標)が正しく重なり合わないため、高精度測位情報の活用に支障を来すことが懸念されます。
2020年5月19日、国土地理院ではこのような高精度測位情報と地図(国家座標)などの地理空間情報とのズレを誰でも簡単に補正できるようにするために定常時地殻変動補正サイトを整備・公開しました。
定常時地殻変動サイトでは、ズレを記載した定常時地殻変動補正パラメータファイルのダウンロードや補正計算機能を提供しています。
補正計算サイトで何ができるのでしょうか
補正計算サイトは、従来では測量や測地学の専門家でなければ難しかった地殻変動補正を誰でも正しく簡単に行うことができるよう構築しています。
具体的には、以下のような機能があります。
- 高精度測位情報(緯度・経度・高さ)をウェブブラウザの画面で1点ずつ入力して補正する、もしくは複数の高精度測位情報(緯度・経度・高さ)を記載したテキストファイルをブラウザの画面を通じて読み込み、一括補正する機能
機能操作方法 [pdf:739kb]
- webAPIで補正結果や補正量を1点ずつ、または一括で受け取る機能
地殻変動補正API操作方法[pdf:908kb]
- 補正計算を行うための「地殻変動補正パラメータファイル」をダウンロードする機能
機能操作方法 [pdf:739kb]
地殻変動補正API操作方法[pdf:908kb]
選択する 補正計算/補正パラメータの種類について
補正計算サイト、もしくは補正計算を行うための「地殻変動補正パラメータファイル」をダウンロードする機能 において、ITRF2014もしくはgeonetF3を選択します。
選択については以下を参考に、補正したい位置情報を取得した際の測位設定(準拠 する基準座標系)に応じて、適する方を選択してご利用ください。
いずれの測位の設定(基準座標系:ITRF2014、電子基準点日々の座標値(F3解)、JGD2011)を利用しているかについては衛星測位サービスの提供事業者にご確認ください。
- ITRF2014 ITRF2014にもとづく測位により取得した位置情報
提供期間:2021年4月1日適用分~
適用例)IGSの精密軌道情報等を使用したPPP
適用例) CLAS(適用期間はこちら参照)
- geonetF3 電子基準点日々の座標値(F3解)にもとづく測位により取得した位置情報
提供期間:2018年10月1日から2021年5月31日適用分
適用例) CLAS(適用期間はこちら参照)
- 以下については補正が不要です。
JGD2011に基づく位置情報
適用例)VRS(ネットワーク型RTK)
[ITRF2014]と[geonetF3]を逆に選択したとしても間違いではありませんが、正しく選択された方がより高い精度で補正ができます。
提供期間:2021年4月1日適用分~
適用例)IGSの精密軌道情報等を使用したPPP 適用例) CLAS(適用期間はこちら参照)
提供期間:2018年10月1日から2021年5月31日適用分
適用例) CLAS(適用期間はこちら参照)
JGD2011に基づく位置情報
適用例)VRS(ネットワーク型RTK)